シェクター(SCHECTER)「ダイアモンド(DIAMOND)シリーズ」について。
フェンダーUSA(Fender USA)とフェンダー・ジャパン(Fender Japan)、 サドウスキー(Sadowsky)とメトロライン(metroline=かつてのサドウスキー・トーキョー)のように、 エレキギターメーカーではUSAが上位ブランドでその下に日本がついているというイメージが定着していると思いますが、 その逆でUSAで量産ラインの楽器生産を行う傍ら、...
View ArticleGreco(グレコ)と成毛茂
生産は完了してしまいましたが、グレコ(GRECO)がゼマティス(ZEMAITIS)と正規ライセンス契約を締結し、 「グレコ・ゼマティス(GRECO ZEMAITIS)」シリーズを展開した時には大きな話題になりました。 現在のグレコは、オリジナルモデルを中心にラインナップを展開している「老舗ブランド」として存在感を発揮しています。 Greco Zemaitis(グレコ...
View ArticleYAMAHA(ヤマハ)SGの昔と今。
サンタナの現在のトレードマークといえばポール・リード・スミス(Paul Reed Smith)ですが、 1970年代中頃にはボディに釈迦のインレイを施したヤマハのSGをメインに使用していました。 有名な「哀愁のヨーロッパ」はこのSGで演奏されており、 古くからのファンの中には「サンタナといえばヤマハのSG」と、かたくなに信じている方も多くいらっしゃいます。 YAMAHA SG-175...
View Articleモズライト(MOSRITE)の歴史と現在
「ベンチャーズといえばモズライト(=MOSRITE)」、とイメージする方が多いと思いますが、 ベンチャーズがモズライトを実際に使用したのは長いキャリアのうちわずか5年程度です。 フェンダーに行ったり、アリアに行ったりしています。 1965年の来日時に使用したインパクトが相当のものだったということでしょうし、 モズライトがそれだけ魅力的だったということでもあります。...
View Article「コンポーネントギター」について
今回はいわゆる「コンポーネントギター」がテーマです。 通販サイトなどでよく「コンポーネント/ハイエンド」のように併記されることが多い印象ですが、 それにより「コンポーネントとはイイものだ」みたいなイメージを何となくお持ちの方も多い事と思います。...
View ArticleVan Zandt(ヴァンザント)とPGMについて
ヴァンザント(Van Zandt)は、90年代にハンドワイヤリングで製造された 高品位なピックアップメーカーとしてテキサスで発足しました。 亡きスティーヴィー・レイ・ヴォーンが愛用した事でその人気は瞬く間に広がり、その後ギターの生産を開始。 楽器本体は埼玉のPGM(Professional Guitar Manufacture)で製造されていますが、特にネックの評価が高く、...
View Articleエントリークラスのエレキギター
最近のギター界においては「スチューデントモデル(=学生仕様)」というより 「エントリークラス(=入門機)」という言い方の方が一般的のようですね。 成人してからもギターを始めたばかりなら自分は学生というイメージがつきにくいからでしょうか。 直球な表現で「廉価版」と言う事もありますが、わざわざ英訳して「チープ・エディション(=Cheap Edition)」とは言いません。...
View Articleギターの弦を緩めるか、緩めないか。(1)
19世紀のアメリカで「トマトは野菜か果物か」という論争が起こったことがあります。 野菜と果物で関税額が違う事から端を発した大問題です。 裁判では「植物学的には果物だが、フルーツポンチに入らないから野菜」という判断が下され、決着がつきました。 ギターにおいてもなかなか決着がつかない問題があります。それは、「保管の際に弦を緩めるかどうか」です。...
View Articleギターの弦を緩めるか、緩めないか。(2)
ギターを保管する時に弦を緩めるべきなのか、緩めないべきなのか。 今回は、緩めなかった時に何が起こるかについて述べてみましょう。 アコギならミディアムゲージ、エレキなら0.11~など特に太いゲージを使用する場合は 以下のような事態に陥りやすいと言えるでしょう。 クラシックギターは響きを優先して楽器の剛性を落とす場合がありますから、緩めるのがお勧めです。...
View Articleギターの弦を緩めるか、緩めないか。(3)
ギターの保管において、弦を緩めるべきかそうでないか。 最終章である今回は、緩めた事による弊害の可能性から始めます。 え?緩める事で悪い事が?と思われる方もいらっしゃる事と思います。 「緩めない派」は、緩めなくても問題が無かったからだけではありません。 ギターを作る木材は、切り出した後シーズニングと言って一定期間乾燥させたり寝かしたりします。...
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